2005年4月8日 八幡の桜

万博公園の次は、桜の隠れた(?)名所、『八幡の桜』を見に行きました。
正式には『淀川河川公園背割堤地区』と言うのですが、自分では『八幡の桜』と呼んでいます。
ここへの行き方は、京阪電車に乗って『八幡市駅』で下車します。
後は、人の流れについて行けば自然と目的地に到着しているでしょう(笑)。




まずは、駅の近くにある桜を撮影。
左下に見える坂を上り、橋を渡れば目的地が見えてきます。
その御幸橋(ごこうばし)の上から撮った写真。
すでに桜は七〜八分咲きになっていて、満開直前です。
ご覧のように、堤防の上に長さ1.4kmにも渡って、桜が植えられています。
桜の本数は250本ほどですが、こうして見るともっとたくさんあるように思えますね。
私が数年前に初めてここへ来た時は、その凄さに感動しまくりでした。
もしこの近辺に住んでいて、一度もここへ来たことがないという人は、ぜひ訪れてみてください。
桜が好きだという人なら、なおさらです。
きっと満足することでしょう。
ここへ来ると、必ず目にする看板。
毎年、全く同じ物が使い回されています。
これをセコいと感じるか、物持ちがいいと感じるかは、あなたの自由です(笑)。
少し進むと、絵を描いている人を発見。
……う、うまい!
全く絵が描けない私から見ると、この人や絵から何かのオーラが出ているように見えました。
歩いても歩いても、桜のトンネルが続きます。
入口近辺は人が多く感じますが、少し奥へと進むと人が散って、まるで自分だけがここにいるかのように錯覚する時があります。
少なくても、桜の凄さの割に人が少ないのは確かです。
ちなみに、ここは夜間のライトアップは一切行っていません。
自然の光の中だけで見る桜……これが本当の桜の楽しみ方なのかもしれませんね。
いきなり物騒な看板が出現しましたが、私はここで実際にまむしを見たことは一度もありません。
どうかご安心を……絶対の保証はしませんが(笑)。
横に伸びた太い枝(幹?)の途中に咲いている桜を発見。
接近して撮影してみましたが、この日は風が強めで、この一枚を撮るのに五分近く掛かってしまいました。
桜のトンネルの終点まで歩いていくと、そこはちょうど木津川・宇治川・桂川の三つが合流して、淀川になる地点です。
北の方を見ると、この写真のように山があります。
一見普通の山ですが、これがかつて天下分け目の決戦の舞台になった『天王山』です。
それ以外にも、ここからは『サントリー山崎蒸留所』が見えたり、大阪〜京都間を走る新幹線を見ることもできます。
300ミリ望遠レンズで天王山の山の中(上の写真の中央から少し下)を撮ってみました。
天王山でも桜が咲いていますね。

(追記)
写真の建物は大山崎山荘です。
上の写真から、斜め右上へとカメラを向けると、なんと頂上付近の山の中に鳥居を発見!
場所が場所だけに、天王山の戦いに関係ある神社なのでしょうか?
調べてみたところ、これは『酒解神社』(さかとけじんじゃ)の鳥居のようです。
どうやら鎌倉時代から存在しているみたいなので、天王山の戦いとは関係無さそうです。
それにしても、こんな所に神社を建てるなんて(標高約270メートル)大変だったでしょうね……。
ちなみに、この神社の正式名称は『自玉手祭来酒解神社』。
一発でこれを読めた人は天才と言っていいでしょう。
読み方は「たまてよりまつりきたるさかとけじんじゃ」。
新しい早口言葉の誕生ですね(笑)。
終点から、入口に向かって再び歩き出します。
やはり空が青いと、桜の美しさが何倍にも引き立ちますね。
坂道の途中で、斜め上を向いて撮ってみました。
とにかくこの日は絶好の撮影日和で、シャッターを押す手が止まりませんでした。
毎年ここで絶対に一枚は写真を撮ると決めている、お気に入りのポイントです。
個人的な意見ですが、桜の本数では他の名所に負けているかもしれませんが、桜の美しさではここが最強だと思っています。
桜のトンネルを外側から。
トンネルの中を歩くのもいいですが、一度は下へ降りて違う角度から見てみることをおすすめします。
同じものでも、視点を変えれば新たな発見があったりするかもしれませんよ。
結局、ここで撮った写真の枚数は100枚以上になりました。
デジタルなのでフィルムを交換する手間が無いため、ついつい撮影枚数が増えてしまいます。
帰る時に、再び橋の上から全体像を撮ってみました。
できれば、桜の時期に三回はここに来たいのですが、なかなか休みが取れなくて……。

この後は、『石清水八幡宮』へと向かいました。




       

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