2005年4月9日 平安神宮

今度は、紅しだれ桜で有名な平安神宮へと行ってきました。
この日も絶好の行楽日和で土曜日ということもあり、そのせいで京都は物凄い人出の多さでした。




四条大橋の上から、鴨川を撮ってみました。
川岸にはズラリと人が並び、この時点で人出の多さを感じさせます。
そして、これが有名な『南座』。
正式名称は『京都四條南座』(きょうとしじょうみなみざ)と言うそうです。
見た目は古そうですが、内部は改装されていて新型の設備を備えています。
八坂神社を抜けて円山公園に入ると、有名な『祇園枝垂桜』(ぎおんしだれさくら)がありました。
ちなみに、札幌にも同名の円山公園がありますが、京都の円山公園をモデルにしたそうです。

ところで、四条大橋の辺りから半端ではない人の多さだったのですが、円山公園に入るとそれは最高潮に達し、行きたい方向へ進むのもおぼつかないほど。
この日は気温も25度近くに達し、ただでさえ暑いくらいなのに、人混みの熱も加わると、もう大変です。
どうやら、京都はGWより桜の季節の方が混むみたいですね。
人混みが苦手な人は、できれば平日に行くことをおすすめします。
地獄の円山公園を抜けると、少しだけ人が減ってホッと一息。
円山公園の隣には、知恩院があります。
知恩院の前を過ぎて坂道を下ると、いよいよ平安神宮が近付いて来ます。
その手前にあるのが、この大鳥居。
この年の『桓武天皇1200年祭』に合わせて塗り替えられたばかりの大鳥居は、まさに素晴らしいの一言。
鳥居マニアの私としては、決して外せない逸品です。
ちなみに高さは24.2メートル、柱の直径は約3.6メートルの鉄筋コンクリート製。
初代ガンダムも、この下をくぐれる計算になりますね。
大鳥居から数分歩くと、応天門に着きます。
また人が多そうな予感……。
今までに何回かここへ来ましたが、この広場がこれほどの人口密度になったのは今回が初めてです。
やはり週末の人手は侮れませんね。
人混みが苦手な人は(以下略)
京都御所の紫宸殿を模して、大極殿の前に植えられているのが『右近の橘』と、この『左近の桜』。
見たところ、ソメイヨシノとは違うみたいです。
角度を変えて、大極殿と共に撮影。
ちなみに、この『左近の桜』、6日後に再び訪れた時には、面白い姿になっていました。
600円を払って神苑の中に入ると、そこは紅しだれ桜が空を覆わんばかりに咲いています。
しだれ桜はソメイヨシノよりも一週間ほど開花が遅れるので、これでもまだ満開ではありません。
少し進むと蒼龍池という池があって、その中に浮かぶ珊瑚島へは、ご覧のように『臥龍橋』(がりゅうきょう)と呼ばれる飛び石を渡らなくてはいけません。
ちなみに、この飛び石には、豊臣秀吉の時代に作られた三条大橋と五条大橋の橋脚の石が使われています。
この飛び石には、「龍の背に乗って池に映る空の雲間を舞うかのような気分を味わっていただく」という、製作者の意図が込められているそうです。

……私は、万が一にも池に落ちて、買ったばかりのカメラを濡らしてしまうのが怖かったので、今回は渡るのを遠慮しました。
わはー♪ヽ(´▽`)ノ
栖鳳池(せいほういけ)に建つ尚美館(しょうびかん)では、何やら演奏が行われていたようです。
演奏の合間か、終わった後だったようで、どんな曲なのかは聴けませんでしたが・・・。
満開前のしだれ桜ですが、池に映って満開以上の素晴らしさです。
この栖鳳池を過ぎると、神苑の出口があります。
帰り際に、応天門の前から大鳥居を撮影。
人だけでなく、車も大渋滞しています。
その間に人力車が何台も走っている姿は、さすがに観光都市の京都ですね。




     

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