2005年8月6日 平成淀川花火大会

我が家の近くで行なわれる花火大会では最大の規模と人出の多さを誇る『平成淀川花火大会』(2006年から『なにわ淀川花火大会』に改名)。
私はもう10回近く通っているので慣れていますが、初めて行く人はきっと人の多さに面食らうでしょう。
特に帰りの混雑は、まさに殺人的!あと、日差し対策として帽子や日傘の持参は必須です。
とはいえ、花火を見るまでに苦労した以上に素晴らしい花火大会なのは間違いありません。
20000発の内のごく一部ですが、その写真をご紹介いたしましょう。




花火が始まる約4時間前の、午後4時ごろの様子です。
かなり引いたアングルの写真なので、いまいち感じが伝わって来ないかもしれませんが、花火を近くで見られる有料席は、この時点でかなり埋まっています。
とにかく、この花火大会を良い場所で見るには、早過ぎるくらいの行動開始が不可欠です。
もちろん、この写真左側の向こうには広大な無料席が広がっていますが、そこでも遅くて6時半が限界ですし、何よりトイレ関係でかなりシャレにならない地獄を味わう羽目になります。
ちなみに、この年の人出は約43万人でした。

「なんて事だ……横須賀市が丸ごと河川敷に引っ越して来やがったぜ!!」(笑)
午後8時ごろから、いよいよ打ち上げ開始。
まずは開幕の連発花火を短いシャッタースピードで撮影。
花火に対して長くシャッターを開けておくと、ご覧のようにきれいに撮れます。
とはいえ、三脚が無いとブレてしまうので、手持ちだと1秒が限界でしょう。
人が多いので、とても三脚を立てられる状況ではありませんし、それ以前に暑い中をここまで三脚担いで来るのは、さすがに厳しいものがあります……。

「せっかくだから、俺は手持ち撮影の限界に挑むぜ!」(笑)
偶然にも、花火と同時に彼方の雷雲から雷が落ちる瞬間を撮影できました。
後は流れ星も同時に流れてくれれば完璧だったのですが(笑)。
その流れ星ではありませんが、不規則な動きで飛び回る『飛遊星』という花火(たぶん)。
中には他より明るい花火もあるので、あまり長くシャッターを開けておくと露出オーバーになってしまい、何が何だか判らない光の塊になってしまうことも……。
花火の撮影は難しいですね。
まるで左右対称のように開いた瞬間を撮った、個人的にはまずまずの一枚。
このへにょへにょ感がたまりません。
うまく花火が炸裂した瞬間を捕らえた一枚。
真ん中の玉が写っていると、より見栄えが良くなります。
今度は逆に花火の消え際を撮った一枚。
これはこれで面白いかと。
花火大会も、いよいよ佳境に突入。
通称『しだれ柳』の連発です。
『しだれ柳』は好きな花火の一つなので、ついつい写真を撮るのを忘れて見入ってしまいそうになります。
そしてクライマックスは、辺りが昼間のようになるほどまで超連射される花火の嵐!
ですが、この日はあいにく風がほとんど無くて、あっという間に煙だらけになってしまい、ご覧のように肝心の花火が隠れてしまう結果に……。
仕方がないので中心付近の撮影は諦めて、煙の少ない端の方を撮ってみましたが……これでは今一つ迫力が伝わって来ませんね。
最後は少し残念でしたが、この借りは来年まで取っておくことにしましょう。



(特別企画)

帰る時の鉄則!阪急十三駅へ行ってはいけない!!


毎回、人出が40万人を超えるこの花火大会において、会場から帰る時の行動は非常に重要です。
特に阪急電車を利用する者にとっては、選択を誤ると生死にかかわる事態に直面する可能性すらあります。
会場に来る時は、十三駅で降りて全く問題ないのですが、大問題なのが帰る時です。
十三駅といえば、京都線・神戸線・宝塚線の全てが通る駅。
当然ながら、それぞれの方面へ帰ろうとする人間が全てこの十三駅へと押し寄せる結果になります。
その結果、十三駅近辺はもちろん、会場から駅へと至る道が全て恐るべき人混み地獄に埋まってしまうのです!
こうなると、もう待てど暮らせど電車には乗れなくなります。
下手をすると、午後11時を過ぎても駅のホームにすら入れないという事態も充分に有り得ます。
おまけに、季節は真夏……ただでさえ暑いのに、数千・数万人単位の体温に包まれて一段と気温が上昇した中で数時間は立って待っていなければならないという、恐怖の炎熱地獄まで加わってしまいます。
最後にこんな苦労が待っていては、せっかくの花火の思い出も薄れてしまうかもしれません……。


では、どうすればこの人混み地獄を少しでも回避できるのでしょうか?
答えは簡単、「十三駅へは行かずに、隣の駅まで歩いて行け!」です。
京都線を例に挙げると、堤防の上を歩いて隣の南方駅まで歩いて行きましょう。
これだけで、単純計算で約三分の二の人混みを回避できることになります。
何より夜風に吹かれて涼しいですし、急ぐにしろのんびり行くにしろ、自分のペースで歩いて行くことができ、精神的負担は激減します。
もちろん、南方駅でもそれなりの人混みに遭遇しますが、十三駅と比べれば数十分の一以下の苦労で済むはずです。
時間に余裕があれば、すぐに電車に乗らずにホームでのんびり待ってみましょう。
時間が経つにつれて電車が空いてくるので、無理に寿司詰め状態の電車に乗らずに済みます。
特に崇禅寺〜正雀の駅で降りる人は、その内に正雀止まりの電車が来るので、それに乗ればかなり空いた電車で帰れるでしょう。
神戸線・宝塚線の人も同様に神崎川駅・三国駅へ向かうべきでしょうし、あるいは橋を渡って中津や梅田駅へ行くのもありかと。
とにかく、たった一駅分歩くだけで何もかもが大幅に楽になってくれるので、この方法は問答無用でおすすめです。


もしも、「せっかくだから、俺は超絶人混み無限地獄の方を選ぶぜ!」という果てしなくMな人がいるのなら、もう私は止めはしません。
でも、『デスクリムゾン』並みの速さでいつの間にか精神的に死んでいたという事態に遭っても当方は一切関知しませんので、あしからず。




     

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