２００５年９月１８日　生駒山（後編）

宝山寺駅からケーブルカーに７分ほど乗ると、生駒山上駅に到着します。
まだ暑さの残る時期のせいか、標高６４２メートルといっても特別涼しいという訳ではありませんでした。

	駅を出るとすぐに生駒山上の遊園地、『スカイランドいこま』の入口に着きます。 入園料は無料なので、出入りは自由！ ちなみに１２月〜３月前半までは寒過ぎるので、冬季休園期間になっています。
	山頂の遊園地ですが、ご覧のように『スカイループ』というジェットコースターがちゃんとあります……と言いたいところですが、現在はすでに撤去されていて存在しません。 これ以外にも『ウルトラツイスター』という怖そうなジェットコースターもありましたが、これも２００７年の春までには撤去されて、今は存在していません……。
	在りし日の『スカイループ』の姿をご覧下さい。
	ループの瞬間。 海面から数えると、おそらく６７０メートルの高さがあろうかという、東京タワー二つ分以上の絶景を眺められたでしょう。 ……そんな余裕のある人は、一部の人だけだったと思いますが（笑）。
	高さ３０メートルの、古風な飛行塔。 実際、この飛行塔は国内最古の物だそうです。 今ではこの飛行塔が、ここで最も眺めの良い施設でしょう。
	遊園地ではお馴染みの、サイクルモノレール数珠繋ぎの風景（笑）。
	園内の自動販売機をふと見てみると、なんと住所が２３１２丁目！ ……何かが激しく間違っているような気がする。 きっと２３１２番地の間違いだと思いますが。
	ここは遊園地なのですが、なぜかド真ん中に寺へと通じる道があります。 試しにそっちへ行ってみると……。
	ごく普通の寺がありました。 背景に電波塔がそびえ立っている光景は、あまり普通ではありませんが（笑）。
	さて、いよいよ本日のメインイベント、電波塔巡りへと出発です！ とは言っても、ご覧のように遊園地の敷地内に電波塔がすでに建ってますが。
	生駒山頂の電波塔群は大阪市内や私の家からも見ることができます。 子供の頃からずっと遠くに見ていた電波塔が今、私の目の前に……。 個人的感動イベントの瞬間でした。
	電波塔の隣には、読売テレビの放送設備が。 そのすぐ手前は遊園地の子供用乗り物コーナーです。 ……何というワンダーランドなのでしょうか、ここは（笑）。
	遊園地を離れ、電波塔群に沿って南へと歩いて行くと、NHKの放送所を発見。 これ以外にも毎日放送・関西テレビの放送所や、NTT西日本の無線中継局などが存在しています。
	さらに奥へと歩いて行くと、このような建物を発見。 まるで地下に巨大戦艦でも埋まっていそうな感じの建物ですね（笑）。
	さらに奥へと進むと、道は木々の中へ吸い込まれるように消えて行きます。 写真では明るいですが、そろそろ日が暮れて暗くなってきたので、この辺で引き返すことに。 空にはカラスが飛び回っていて、この辺りの雰囲気は少々怖いものがありました。
	引き返す途中に見晴らしの良い所があったので、奈良県側を撮影。 残念ながら大阪府側は逆光で撮影できませんでした。
	望遠レンズで覗いてみると、懐かしの段々畑（棚田？）を発見。
	夕暮れにたたずむ電波塔群。 遠くから見ていると針のようにしか見えませんが、こうして近くまで来ると実に巨大な物でした。 日常の生活ではほとんど意識することはありませんが、古くから多数の人の役に立っている存在です。
	そして帰りのケーブルカー内で、オルガンを模した車両『ドレミ』に遭遇！ これで４種類の車両全てを写真に収めることができ、無事に任務完了となりました（笑）。