2005年11月12日 伏見稲荷

今回の訪問先は、ついに来ました伏見稲荷!
鳥居、鳥居、鳥居……そこはまさに鳥居ワールド。
ああ、鳥居マニアの血が騒ぐぜ!(笑)

伏見稲荷は約1300年の歴史を持つ神社で、全国に約4万ある稲荷神社の総本宮です。
伏見稲荷へは京阪電車の伏見稲荷駅か、JR奈良線の稲荷駅で降りるのが良いでしょう。




京阪電車の伏見稲荷駅。
JR稲荷駅と同様、すでに雰囲気は鳥居モードに突入しています。
駅から数分歩いて商店街を抜けると、楼門(鳥居の向こうの建物)が見えてきます。
楼門は1589年に豊臣秀吉によって造営されました。
楼門の前には伏見稲荷名物の、狛犬ならぬ狛狐(?)が。
『ARIA』第1巻にも出演している、カッコ良いお方です。
いきなり稲荷山に登ることも可能ですが、まずは有名な『千本鳥居』に行くのが参拝者の義務です(断言)。
ご覧のように、千本鳥居に向かう途中から鳥居のトンネルが始まっていて、この入口に立つだけで体温が2度は上昇しそうな勢いです(笑)。
鳥居のトンネルを通行中。
森の中ですが、視界の大部分が朱で染まります。
トンネルの中は暗いので、写真を撮る時はフラッシュが必須です。
鳥居のトンネルを抜けると、そこは……千本鳥居の入口でした。
ちなみに、左右どちらを通っても同じ場所に着きます。
千本鳥居の内部。
先程の鳥居のトンネルを上回る密度で鳥居が連なっており、その内部はもはや異次元的な趣があります。
千本鳥居を抜けると、この『おもかる石』があります。
まず、この灯籠の前で願い事をしてから灯籠の頭の部分の石を持ち上げ、その時に感じた重さが自分の予想よりも軽かったら願いが叶い、重たかったら願いが叶わない……という石です。

ちなみに私の場合は……予想より重たかったです(涙)。
千本鳥居を過ぎても、まだまだ鳥居のトンネルは続きます。
千本鳥居を過ぎた所で引き返す人が多いらしいですが、せっかく伏見稲荷に来ておいてそれはもったいない!
鳥居ワールドはここからが本番ですので、最後まで余さず体験するようにしましょう。
ちなみに、稲荷山を一周するのに約二時間掛かります。
熊鷹社・新池付近にいた猫。
随分と人に慣れた様子です。
というか、すっかり餌付けされてますね。
稲荷山をしばらく登ると、見晴らしの良い『四ツ辻』という所に着きます。
望遠レンズで風景を覗いていたら、突然トンビ(?)が飛来。
この年の6月に訪れた東寺の五重塔。
その向こうを走る新幹線も見えます。
四ツ辻には茶店があって、その端からは京都タワーの姿をかろうじて見ることができます。
くれぐれも下に落ちてしまわないように注意。
そして、その茶店には私にとっての伝説の逸品である『ビン入りのバヤリースオレンジ』が売っていたッ!
ああ、これを飲むのは何年ぶりだろうか……。
やはりバヤリースオレンジは、この昔の味に限りますね。
四ツ辻からさらに山を登って、ついに山頂の『一ノ峰』に到着。
ここにはかつて末広大神を崇めていた祠があったそうです。
ここに供えられていた巨大なろうそく。
芯が太いので、炎もやたらと大きいです。
山頂を過ぎて下りに入っても鳥居の列が続きます。
ちなみに、建てられた鳥居の寿命は大体20〜30年くらいだとか。
古くなって朽ちた鳥居も所々に見られます。
多分、倒れて人に当たらないよう、その前に取り壊すのだと思いますが。
無病息災を祈願する薬力社にある『薬力の滝』です。
滝に打たれる修行場などに使われています。
ここ以外にも、このような滝は十数ヶ所あるとか。
四ツ辻→三ツ辻と山を降りて、ここから登りの時とは違う道へと進んだら、このような場所に出ました。
こんな鳥居は初めて見ましたよ。
それ以前に、これは鳥居と言えるのだろうか?
稲荷山一周には二時間掛かると看板に書いてありましたが、色々と見て回っていたらそれ以上の時間が掛かってしまい、山を降りる頃には夕暮れを迎えていました。
せっかくなので、夕暮れの境内を鳥居のシルエットと共に撮影。
ラストは楼門と月の写真。
この後は夜の清水寺へと向かいました。




     

inserted by FC2 system