2005年11月22日 日向大神宮・南禅寺

続いては、紅葉の名所と言われる場所へ。
特に日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)は、知る人ぞ知る紅葉の穴場だそうです。




日向大神宮へは交通機関を使うなら、地下鉄東西線『蹴上』(けあげ)駅で下車します。
私のように琵琶湖疏水〜インクラインと歩いて来た場合は、蹴上船溜の上に掛かる橋を渡って石段を登れば、この写真の『二の鳥居』に辿り着くでしょう。

写真を見ての通り、ここから日向大神宮までかなり急で細い坂が続くので注意です。
長くて疲れる坂を上り切って、ようやく日向大神宮に到着。
日向大神宮は『京のお伊勢さん』と言われ、伊勢神宮を模して外宮・内宮と、二つの本殿が置かれています。
写真左の石段を登って鳥居をくぐった所に外宮、その奥の橋を渡った所に内宮があります。
写真が少々ピンボケ気味ですが、これが内宮。
伊勢神宮と同様に、天照大御神(アマテラスオオミカミ)を祀っています。
内宮に向かって左手側から裏山を少し登ると、そこには『天岩戸』(あまのいわと)があり、この天岩戸をくぐり抜けると厄除けや開運の効果があると言われています。
中は相当暗いので、気を付けましょう。
天岩戸に入ってフラッシュ撮影。
中には小さな神社(戸隠神社)があり、お賽銭を入れる所があります。
一見すると行き止まりに見えますが、通路は直角に左へ曲がっていて、ちゃんと反対側の出口に通じています。
日向大神宮の紅葉。
いくつかの木は見事な紅葉を見せていましたが、全体的に見ると見頃になるまであと数日ほどかかりそうな感じでした。
日向大神宮には普通の鳥居もありますが、この写真のように伊勢神宮と同じ型の鳥居が主となっています。

それにしても、ここは紅葉の良さの割には本当に人が少なかった……。
まさに穴場!
山を降りる時に見かけた看板。
実際に遭遇する確率は低いと思いますが、念のため気を付けておきましょう。
日向大神宮から再びインクライン沿いに歩いて引き返し、南禅寺橋を渡って南禅寺へ。
日向大神宮と違って、こちらは物凄い人の多さでした。

ちなみに『湯豆腐』は、この南禅寺付近が発祥の地だとか。
南禅寺の三門。
1628年に建てられ、高さは22メートル。
重要文化財に指定されています。

また、料金を払えば三門の上に登ることもできます。(大人一人500円)
三門を支える列柱群。
南禅寺の三門は別名『天下竜門』と言われ、日本三大門の一つに数えられています。
さて、ここからは南禅寺の紅葉を見て行きましょう。
南禅寺には桜もありますが、やはり紅葉の方が見応えありますね。
下から見上げた紅葉。
南禅寺の紅葉は、ちょうどこの頃が見頃でした。
写真を縮小すると細かい葉の一枚一枚が潰れてしまうのが残念……。
三門の上に登ってみました。
ここへと登り降りする時に使う階段が物凄く急(ほとんど垂直)なので、それには要注意!
特に降りる時は梯子を降りる時と同じように、階段と向かい合って降りるようにしましょう。
でないと軽く死ねます(笑)。
あと、男性は決して上を見てはいけません(爆)。

多少の苦労はありますが、その分登った時の眺めは良いです。
三門の上から見た紅葉。
たまにではありますが、実際にこの目で見た風景よりも、写真に撮った画像の方が美しく見える時があります。
これは、その貴重な一枚。
暮れ行く南禅寺の境内。
同じ紅葉でも、その色合いは木によって様々です。
南禅寺の後に少し平安神宮へ立ち寄ってみると、ご覧のように『右近の橘』に覆いが掛けられていました。
もうすぐ冬なので、寒さ対策でしょうか?
橘は、みかんの仲間で日本固有の植物です。
写真を見ると上の方に実が成っていますが、生で食べるのには向かないとのこと。

この後は11月12日に続いて、再び夜の清水寺に向かいました。




     

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