2006年10月27日 鶴見緑地(後編)

緑地内を一周して回った後は、いよいよメインの『咲くやこの花館』と『いのちの塔』へ。
どちらも花博当時の姿をそのまま保っています。




『咲くやこの花館』は日本最大の温室で、世界中の植物を約2600種も栽培しています。
入館料は500円で、中学生以下と大阪市内に住んでいる65歳以上の人は無料です。
館内は8つのゾーンに分かれていて、これはサボテン・多肉植物室にある『キンシャチ(金鯱)』というサボテン。
大きくなると直径1メートルを超えるとか。
一番の見どころは高山植物室で、これはハワイ・マウイ島の頂上付近の、標高3000メートルに生える『ギンケンソウ(銀剣草)』。
これは北海道やシベリアなどに分布する『エゾスカシユリ(蝦夷透百合)』。
本来の花の季節は6〜7月ですが、ここでは種を冷凍保存していて、一年中花が見られるように調整しています。
高山植物室の中でも一際目を引く、ヒマラヤの青いケシ(メコノプシス)。
標高3000〜5800メートルに咲いていて、現地でもなかなか見られない花です。
この花も、ここではほぼ一年中見ることができます。
続いては、鶴見緑地の展望塔である『いのちの塔』へ。
高さは90メートルで、展望室の高さは60メートルです。
入館料は200円で、『咲くやこの花館』と同様、中学生以下と大阪市内に住んでいる65歳以上の人は無料です。
展望室から見下ろした『咲くやこの花館』。
ちゃんと花の形をしています。
ちなみに、使われているガラスは全部で5000枚だそうです。
展望室から望遠レンズで撮影した風車。
ここからなら鶴見緑地の全景を見渡すことができます。
そして望遠レンズなら、さらに遠くの物も発見可能です。
ここから約12km離れた太陽の塔も、上半分だけ見えました。
約5km離れた大阪城が、ビルの中から頭だけ出して見えています。
約8km離れた通天閣も、ビルに半分隠れながら見えました。
さらに、約一年前に訪れた生駒山の山頂を撮影。
左端に生駒山上遊園地、真ん中から右端にかけて電波塔群が見えます。
夕暮れが近付くにつれ、大池には様々な鳥が集まって来ます。
中でも一番多く見られるのが、この『カルガモ』。
夕日を浴びる風車とコスモスの花たち。
夕暮れの風景にたたずむ『いのちの塔』。
鶴見緑地内で最も高い地点の『鶴見新山』から撮影した、ビルに沈む夕日。
薄い雲が掛かっていましたが、その方がかえって美しく撮れた感じがします。
ラストは日が暮れた後に輝く月の写真。
鶴見緑地の夕暮れは、大池の近くで迎えるのがおすすめです。




     

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