2006年11月29日 晩秋の京都(その1)

体調もすっかり復調して100パーセントの力で歩けると判断したので、この日と12月1日の2日間に渡って京都巡りを敢行。
冬を迎えつつある晩秋の京都は、私に何を見せてくれるのだろうか……。




本日は嵐山からスタート。
いきなりユリカモメが群れを成して目の前を飛んで行きました。
観光シーズン真っ只中なので、渡月橋も大混雑。
普段よりもグレードアップされたライトアップの準備もされてました。
今回は渡月橋を渡らずに、そのまま保津川南側の岸辺を上流に向かって歩きます。
ちなみに、こちら側の川岸を歩くのは初めてです。
屋形船の『嵐山通船』の乗り場。
乗り場はここと向こう岸の二箇所にあります。
乗客を降ろした後の保津川下りの船。
どうやって船を再び上流へ戻すのかというと……。
この場所からクレーンで吊り上げて、トラックに乗せて上流へ向かいます。
それにしても、保津川下りの船がこれだけ並んでいるのは壮観だ……。
『嵐山通船』乗り場のすぐ近く、嵐山モンキーパークへと続く石段の上に『櫟谷宗像神社』(いちたにむなかたじんじゃ)があります。
創建は1700年以上前と古く、祭神は奥津島姫命(おきつしまひめ)・市杵島姫命(いちきしまひめ)と、共に水の神様。
水難除け・縁結び・金運の御利益があるそうです。
おなじみの景色も、いつもとは反対側の岸から見ると新鮮に映ります。
保津川下りの船・手漕ぎボート・観光船と、水の上も賑わっています。
川岸を10分ほど歩くと、道は少しずつ登りへと転じます。
周囲の風景も、いよいよ山の中といった感じに。
さらに歩くと、旅館の『嵐峽館』の脇から『大悲閣千光寺』へと続く道があります。

『大悲閣千光寺』は、400年前に保津川を船が通れるように改修した人物である角倉了以(すみのくらりょうい)が、その工事で亡くなった人を弔うために創建した寺です。
ちなみに『大悲閣』とは、『大きな慈悲』という意味。

以前に嵐山公園の展望台から見た時以来、その存在が気になっていたので、本日の最初の目的地をここにしました。
山道を15〜20分ほど登って、ついに千光寺へ到着。
ちなみに、ここから先へ行くには400円が必要です。

この寺からの眺めは絶景との噂。
果たして、その噂の真偽やいかに!?

(その2に続く)




          

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