2006年11月29日 晩秋の京都(その2)

今まで嵐山の中でも未踏の地だった『大悲閣千光寺』。
紅葉に包まれし寺から見えたものは……。




千光寺の客殿(月見台)の内部。
椅子に加えて、双眼鏡まで備え付けてあります。
ここからの見晴らしは、噂通りに絶景でした。
眼下には保津川、遠くには京都市街や比叡山まで見渡せます。
望遠レンズで正面を見ると、嵐山公園の展望台を発見。
去年はこの場所から千光寺を撮影しました。
さらに比叡山山頂を撮影。
ここから直線距離で12km以上ありますが、天気が良いせいかうまく写ってくれました。
また、望遠レンズを通して清水寺や右大文字も確認。
300mmの望遠レンズは双眼鏡と同等か、それ以上の性能を発揮してくれます。
千光寺からは下を走るトロッコ列車を見ることもできます。
今回も木が邪魔で、全体像を撮影することはできませんでしたが……。
トロッコ列車は停車駅で止まる以外に、乗客サービスとして眺めの良い特定のポイントでも一定時間停車します。
ちょうどこの場所が停車ポイントだったようです。
写真に写っているのは5号車の『ザ・リッチ号』。
窓ガラスを全部取り外したオープン車両です。
もちろん、雨が降ったら座れなくなって使用不能に陥ります。
保津川下りの船もよく見えます。
途中で合体してくる屋台船は、本日も絶賛営業中(笑)。
眺めがあまりに良いので、気が付いたら予定していた滞在時間をかなりオーバーしていました。
名残惜しいですが、千光寺を後にして山を下ります。
そんな時、川の上に見慣れぬ船を発見!
なんと、それは昔懐かしい渡し船でした。
渡月橋から上流には橋が無いので、急いでいる時には便利かもしれません。
その渡し船が向こう岸に行っている時は、旗を振って呼ぶというアナログな運行方式でした。

平和だにゃ〜 (´▽`)( ̄▽ ̄)

ちなみに渡し船の運行期間は4月1日〜5月31日と、10月1日〜11月30日(2016年現在)。
料金は片道大人400円・子供200円です。
何気なく撮影した一枚ですが、よく見たら屋台船・保津川下りの船・渡し船・手漕ぎボート・観光船に加えて、カルガモまで同時に写っているという珍しい写真になりました(笑)。
次の目的地を目指して、渡月橋を渡って京福電車の嵐山駅へ向かいます。
写真はまだ閉館する前の『美空ひばり館』。
(一時は『美空ひばり座』として再オープンしましたが、再び閉館してしまいました……)
これが京福電車の嵐山駅。
見た目が大きな土産物屋っぽく見える上に、あまり駅としての存在を強調していないので、人によっては駅だと気付かずに通り過ぎてしまうかも……。
そして嵐山駅のホームにあるのが、2005年9月18日にオープンした『駅の足湯』。
駅のホームに足湯があるのは、ここが関西で初だそうです。

入ろうと思いましたが、かなり混雑していたのと時間に余裕が無くなってきたので、今回は断念。
泣く泣く電車に乗って、終点の北野白梅町へ向かいました。

(その3に続く)




          

(その1へ戻る)

inserted by FC2 system