2007年1月27日 六甲山・氷の祭典
六甲山の山頂で氷像を展示する『氷の祭典』なるイベントが行われている……という情報を掴んだ私は、早速行くことを決意。
以前から六甲山へは一度行ってみたいと思っていたので、ちょうど良い機会でした。
しかし、そこには大阪市街地の常識を超えた寒さが……。
これは、六甲山山頂の寒風をものともせずに特攻して行った、ある男の物語である(爆)。
六甲山へ行くには、阪急電車『六甲』駅・阪神電車『御影』駅・JR『六甲道』駅のいずれかから神戸市バス16系統に乗って、この写真の『六甲ケーブル下』駅まで行き、ここから六甲ケーブルに乗ります。 | |
これが六甲ケーブルの車両。 昔の阪神電車と神戸市電をイメージした三代目だそうです。 六甲山上駅までの全長1.7km、高低差493メートルを約10分で結びます。 料金は大人片道570円・往復1000円。 六甲ケーブルの往復券と六甲山上循環バスのフリー乗車券がセットになった『表六甲周遊乗車券』が1300円と実にお得で便利ですので、ぜひ利用してください。 詳しくは→こちら。 |
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六甲ケーブルで六甲山上駅まで登った後は、そこから六甲山上循環バスに乗って、『六甲ガーデンテラス』停留所で降ります。 標高900メートル近いので、この季節は昼間でも身を切るような寒さです。 また、この場所には電波塔が建っていて、生駒山頂を彷彿とさせます。 |
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あまりに寒いので腹ごしらえも兼ねて、ひとまず『六甲フードテラス』内に待避。 ラム肉を使った『ジンギスカンラーメン』がおすすめです。 |
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ここのゴミ箱には、ご覧のような注意書きが……。 この季節なら大丈夫だとは思いますが、それにしてもこんな所に潜むなんて、まるで『メタルギアソリッド』な蜂ですね(笑)。 |
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いつまでも建物の中に待避していても仕方がないので、覚悟を決めて『氷の祭典』の会場へと向かいます。 その途中に目にしたのが、この『見晴らしの塔』という展望塔。 頂上からは神戸・大阪方面が一望できます。 |
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『六甲ガーデンテラス』の駐車場内に作られた『氷の祭典』の会場。 ちなみに入場料は500円。 先に紹介した『表六甲周遊乗車券』に『氷の祭典』の入場券がプラスされた物もこの時期限定で発売されています(別々に買うより100円お得です)。 |
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午後4時30分の会場内の気温。 この季節、大阪市街地では10度を超えることもよくあるのに、ここでは1度です。 しかし、この年の冬は暖冬でした。 これでもいつもと比べると、かなり高い温度と言えるでしょう。 |
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それでは、『氷の祭典』の氷像を見ていきましょう。 まずは『フェニックス』。 |
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続いては『五重塔』。 気温が0度を超えているせいか、すでに一部が崩壊しています。 そのうち倒れてこないか心配だ……。 |
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氷像の他にも氷の滑り台が設置されていて、子供達には大人気でした。 | |
作品名『Reposer(料理人の休息)』。 本体以外の小物まで見事に作り込んであります。 |
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作品名『神馬』。 飛び立つ瞬間でしょうか。 |
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会場では氷像制作の実演も行われていました。 ご覧のようにチェーンソーで切ったり、氷のパーツを雪で接着したりして作っていきます。 |
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最後の仕上げに水を掛けて完成。 作っていたのはイルカの氷像でした。 |
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日が暮れるにつれて、気温もどんどん急降下。 ついにマイナス1度まで下がりました。 普通の冬ならマイナス5度くらいは当たり前らしいので、これでもまだ暖かい方だそうです……。 この気温に加えて山頂の寒風が吹きすさぶので、体感気温はさらに低下。 あらかじめ用意できる最強装備でこの寒さに挑みましたが、それでもジッとしていると寒さに震えてしまいます。 こういう時はとにかく歩き回って体を動かし続けるのが基本だと学びました。 |
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暗くなるにつれて氷像も次第にライトアップされていきます。 昼間よりこっちの方が美しく見えるので、見に行くなら夕暮れ以降をおすすめします。 その分、寒くなりますが……。 この作品名は『飛翔』。 ペンギンをモチーフにしています。 |
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妖精が花を咲かせている、作品名『誕生』。 | |
同じ氷像でも、ライトアップの有無でかなり雰囲気が違ってきます。 | |
こちらはライトアップされて少々不気味なほど。 ライトの色を上下で逆転させれば、より美しくなったかも。 |
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会場内には全部で30種類以上の氷像が勢揃いし、どれもこれも力作ばかり。 | |
最後はライトアップされた『フェニックス』を裏側から撮影して終了。 崩壊しそうな『五重塔』も何とか持ちこたえています。 そんな訳で、最終的にはマイナス3度くらいにまで下がった六甲山山頂の『氷の祭典』。 充分な寒さ対策をして行くのは基本ですが、会場内で売っているラーメンや焼き芋なども有効活用して体を暖めましょう。 それにしても、寒い中で食べる焼き芋が、こんなにおいしいものだったとは……。 私にとっての『焼き芋最強伝説』は、この時から始まったのです(笑)。 |