2007年11月8日 銀閣寺・吉田山公園

今回は、11月3日に大文字山へ登った時に行けなかった銀閣寺と吉田山に行きました。




まずは阪急河原町駅から八坂神社の中を通って、円山公園から平安神宮方面へ。
この八坂神社本殿の前は何十回と通っていますが、こうして写真を載せるのは初めてですね。
知恩院と、本日の青空。
平安神宮の大鳥居付近にあるセブンイレブン。
京都なので、コンビニも和風な屋根瓦を装備です。
近くまで来たら撮らずにはいられない平安神宮の大鳥居。
背景の雲と相まって、いつもより神々しい感じがします。
大鳥居の前を流れる琵琶湖疏水に沿って南禅寺方面へ。
青い空、白い雲……本日の空は見事なものでした。
南禅寺→永観堂を経由して哲学の道へ。
哲学の道で一番赤く染まっていたのは、この木。
紅葉もまだまだこれからです。
哲学の道を約2km、30分ほど歩くと銀閣寺に着きます。

銀閣寺は1482年、室町幕府八代将軍の足利義政によって建立され、正式名称は東山慈照寺(とうざんじしょうじ)。
拝観料は大人・高校生が500円で、小中学生が300円。
ちなみに年中無休です。
中門をくぐると、いきなり右手に銀閣の姿が。
ちょうど逆光だったので、少々写真が暗いです。
境内の庭園には、向月台(こうげつだい)という盛り砂があります。

この盛り砂は江戸時代後期の作で、この上に座って東山に昇る月を待つためのものという俗説がありますが、実際のところどういう意味があるのかは不明だそうです。
そしてこれがもう一つの盛り砂、銀沙灘(ぎんしゃだん)。
波紋を表現しているそうです。

また、向月台と銀沙灘に使用されている白砂には水晶と同じ成分の石英が含まれており、銀閣に月の光を反射させるために作られたという説もあります。
もし、この説が正しければ……銀が一切使われていないのに銀閣と名付けられた理由が分かります。

「つまり!銀閣寺の『銀』とは……『月の光』を意味していたんだよ!!」
「な、なんだって―――――!!!」
庭園から青空を背景に本堂(方丈)を写す。
本堂には本尊の釈迦牟尼仏が安置され、与謝蕪村や池大雅の襖絵が所蔵されています。
池の対岸から銀閣を撮影。
銀閣の正式名称は観音殿(かんのんでん)で、中には観音菩薩が祀られています。
なお、屋根の一番上には金閣と同様に鳳凰があり、銀閣と中の観音菩薩を常に守り続けています。
銀閣の裏側(?)。
金閣のような派手さはありませんが、渋さがあります。
銀閣は1489年に建てられてから500年以上経った今日まで残り続ける貴重な建物です。
一度は来て見ても、損はしないでしょう。
展望所からの眺め。
境内が一望できます。
向こうに見える山は、次に行く吉田山です。
展望所から見下ろした銀閣。
ここから見る銀閣もなかなかの物です。
この日、銀閣寺で一番見事だった紅葉。
今年は暖かい秋が続きましたが、それでもいつの間にか季節は進んでいます。
この後は、吉田山公園に向かいました。
吉田山公園は、京都大学の東隣にある吉田山の一帯を指します。
吉田山の標高は約105メートルで、山の西側には吉田神社があります。

銀閣寺から吉田山へ行くには、哲学の道の終点から今出川通りを直進し、この鳥居がある北参道から登るのが一番手っ取り早いでしょう。
今日は日暮れまでに再び大文字山へ登る予定があるため、今回は三角点のみを目指し、吉田神社は次の機会に参拝することに。
木がたくさんあるので周囲の風景はよく見えませんが、場所によっては大文字山が見られる場所もあります。
15分ほど歩くと、三角点に到着。
ここの三角点も大文字山と同様、三等三角点でした。
木々の隙間から近くに鳥居が見えたので行ってみると、ご覧のような鳥居の列が。
鳥居を見ると、つい体が勝手に吸い寄せられてしまいます(笑)。
鳥居に沿って歩くと、竹中稲荷社という吉田神社の境外末社がありました。
由来はあまり定かではないようですが、江戸時代からここに存在していた模様。
やはり、稲荷と言えば鳥居ですね。

この後は銀閣寺まで戻り、再び大文字山へ登りました。




     

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