2007年11月8日 大文字山

11月3日に続き、再び大文字山へ。
今回は前回で苦労したルートとは違って、銀閣寺方面からの登山です。




銀閣寺の前で左に曲がると、この『八神社』の鳥居が見えてきます。
さらに、この鳥居の手前で右に曲がれば大文字山の登山口へと道が続いています。
ここが大文字山の登山口。
この先に自動販売機が設置されているので、念のために何か一本買っておいた方がいいでしょう。
いよいよ登山開始。
小川が流れる道を、ひたすら登って行きます。
やはり前回と比べたら、幅も広くて楽な道ですね。
しばらく進むと、この橋のある場所に出ます。
ここまで来れば、『大文字火床』までの道を大体三分の一くらいまで登ったことになるでしょう。
橋を過ぎると道は山道らしくなり、傾斜もきつくなってきます。
しかし、このように手すりが設置されている所もあるので、やはり前回よりは多少楽です。
さらに登って行程の三分の二くらいまで来ると、この『千人塚』に達します。

この千人塚は、かつてこの場所から多数の人骨が出てきたため(室町時代の戦場だったらしい)、それらの供養をするために建てられたものです。
道の歩きやすさは前回より楽なものの、傾斜のきつさはあまり変わらないため、11月なのに結構汗が出ます。

ちなみに、登山道を横切るこのリフトは、五山の送り火の時に木材などを運ぶためのものです。
『大文字火床』まであと少しの所まで来ると、この長い石段が待ってます。
疲れた足には堪えますが、あとわずかの辛抱です。

それにしても、私以外の登山者達の登る早さには驚きです。
軽く10人以上の人に次から次へと追い抜かれてしまいました。
年は取りたくないのう……。
(単に日頃から運動不足なだけ)
そして登り始めてから約40分、無事に『大文字火床』に到着。
これなら慣れた人だと30分程度で登ることも可能だと思います。
ここからさらに上の山頂まで約20〜25分くらい掛かるので、合わせて一時間程度で登頂可能でしょう。
やはり銀閣寺方面から登った方が早くて楽だった……。

そして本日も、ここからの眺めは絶景です!
11月3日の時よりは雲が多かったので、沈み行く夕日を見ることはできませんでした。
また、霧が掛かっているのか、梅田のビル群などは霞んで確認できませんでした。
夕暮れの京都市内をズーム。
一番手前に見える山が今日登った吉田山で、その向こうに見える緑地が京都御所です。
日没直前。
相変わらず山の上は急に寒くなりますが、目の前の風景に目を奪われて、それどころではありません。
黄金の輝きが雲を照らしています。
京都近辺は飛行機の航路上にあるので、上空を飛行機がよく通過して行きます。

夕暮れに向かって、飛行機雲一つ。
日没を過ぎて、夜へと向かう京都市内。
大文字山からは千年の都、京都の珠玉な夜景を彼方まで見渡すことができるのです。




     

inserted by FC2 system