2008年2月17・18日 真冬の京都・雪の金閣寺

私は今まで真冬の京都に行ったことはありませんでしたが、雪が積もった金閣寺はぜひとも撮りたい被写体の一つでした。
この2月17・18日は天気予報で京都に雪が降るという予想だったので、一度は見たかった雪の金閣寺を期待して京都へと向かいました。




金閣寺の近くには電車が通ってないので、意外と着くのに時間が掛かります。
一番近い電車の駅は京福電鉄の北野白梅町なので、少し遠回りになりますが嵐山を経由して金閣寺に向かうことにしました。

渡月橋の向こう、山の頂上付近では雪が積もっているのが見えます。
いつもは多数の観光客が訪れる渡月橋も、さすがにこの真冬の時期は閑散としていて、余裕で撮影ができます。
こちらは一旦は閉館したものの、2008年4月の再オープンに向けて工事中の『美空ひばり座』。
毎度おなじみ、京福電鉄の車両。
京福電鉄嵐山駅から北野白梅町駅まで約20分(帷子ノ辻で乗り換え)、さらに金閣寺までは歩いて20分ほど掛かります。
金閣寺に着くと同時に激しく雪が降り出しました。
雪が積もるのを期待したのですが、あっという間に止んでしまいました……。
そして一年数ヶ月ぶりに金閣とご対面。
南の空は晴れていたので、太陽の光を受けて金閣が輝きます。
しかし今回は雪の金閣が目的だったので、何とか雪が降ってくれないかと思いつつ、15分ほどその場で待機していたら……。
北の山の方から凄い勢いで雲が押し寄せて来て、雪が降り始めました。
これは期待できるかも……。
さらに雪は激しさを増し、金閣も霞んで見えるほどに。
そしてついに、屋根の一部がうっすらと白く染まるほどに雪が積もってくれました。
雪が降り始めてからこうなるまで、わずか5分。
まさにあっという間の出来事でした。
さらに10分ほど経つと空は晴れてきましたが、まだ雪は降り続いていたので、違う角度から金閣を撮影。
金閣で太陽を隠して撮ると、逆光の中に降ってくる雪が浮かび上がって見えます。
空は晴れているのに、依然として凄い勢いで降り続ける雪。
不思議な光景です。
雪が止んだ後の金閣寺。
目の前で雪が積もる様子を見られたのはラッキーでした。
日が暮れた後に再び嵐山まで戻ってきて夜の渡月橋を撮影。
車のヘッドライトに照らされた瞬間を狙ってみました。
渡月橋の歩道と車道の間に設置されているポールは、夜になるとご覧のように光ります。

今まで気にも止めていませんでしたが、このポール、いつ設置されたのでしょうか?
過去に撮った写真を調べてみたら2005年5月の時点ではこのポールは無く、2005年11月の写真には存在していたので、この間に設置されたようです。
おそらく車が歩道に乗り上げたりするのを防止するために設置したのでしょう。
車がぶつかって壊れたポールもありましたが……。
ポールの色は定期的に緑や赤などに変化して目立つようになっています。
帰りの嵐山駅で撮った阪急電車の車内。
私以外に誰も乗っていない……。
ここからは翌日の18日の写真です。

昨日の夜から再び京都に雪が降り、金閣寺ライブカメラで金閣に雪が積もっているのを確認したので、朝10時の開門と同時に到着するべく出発。
さらにこの日、金閣寺の後は雪の鞍馬山へ突撃するという強行軍を敢行することにしました。

昨日と同じく嵐山を経由して金閣寺へ。
昨日と比べて積雪が山の低い所にまで及んでいるのが分かります。
京福電鉄の車内から撮った写真。
線路も雪化粧しています。
開門よりは少し遅れましたが、無事金閣寺に到着。
昨夜からの雪で金閣の屋根にもしっかりと雪が積もっています。
屋根の一部分の雪は溶けてしまっていますが、それでも雪の金閣を撮ることができて満足です。

「ねんがんの ゆきのきんかくをさつえいしたぞ!」(笑)
雪景色の金閣。
今日は風も無く雪も止んでいたので、昨日よりもはっきりと水面に映る金閣を見ることができます。
白い屋根の金閣を近くから撮影。
空は曇っていても金色の存在感は抜群です。
裏の丘の上から撮影した金閣。
余談ですが、丘の上にある茶所の茶菓子には金箔が入っています。
ラストは少し雪が降ってきた中の金閣。
この後は雪深い鞍馬山へと向かいました。




     

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