2008年10月9日 嵐山

今回の嵐山は、主に渡月橋から南のエリアを歩きました。
この日も『お嬢様』が同行します。
ちなみに、最近写真によく登場する『お嬢様』は私の……いえ、何でもありません(笑)。




阪急電車の桂駅で嵐山線に乗り換えて、松尾駅から徒歩約20分で、この鈴虫寺に着きます。

ここに来るのは今回が二回目。
前回はデジカメを手に入れる一年前の2004年春でした。

この寺の正式名称は華厳寺ですが、年間を通して鳴く鈴虫を飼っているので鈴虫寺と呼ばれています。

鈴虫寺のHP
石段を登るとお目にかかれるのが、この『幸福地蔵』。
どんな願い事でも一つだけ叶えてくれるという、とてもありがたいお地蔵さんです。
正門をくぐると、本堂と客殿があります。
写真左側にあるのが本堂で、奥にあるのが客殿。
この客殿の中では寺で飼っている鈴虫が見られるだけでなく、この寺の住職さんやその他の僧による、面白くも真面目な説法が聞け、お茶とお菓子まで出る(無料)ので超お得です。

ちなみに前回(2004年)に行った時は、当時放送していた『トリビアの泉』に紹介された時のネタを絡ませて、笑いを誘っていました。
境内はまだ紅葉には早かったですが、この木だけは葉が赤くなっていました。
境内からは京都市内を一望できる場所があり、遠くには京都タワーも見えます。
鈴虫寺の次は、歩いて松尾大社へ。
その途中にあったのが、この月読神社(つきよみじんじゃ)。
創建は西暦487年で、月読尊(ツクヨミ)を祀っています。
月読神社の境内にあった三角みくじ。
中には運が上昇する天然石と、おみくじが入っています。
確か上賀茂神社近くの太田神社にも同じものがあったような……。
太田神社の時は引かなかったので、今回は一つ引いてみると、恋愛運向上のローズクォーツが入っており、おみくじの方は末吉でした。
松尾大社に到着。
逆光ですが、参道入口の大鳥居を撮影。
こちらは楼門の手前にある二の鳥居。
上部のしめ縄から榊(さかき)の小枝を束ねたものが垂れ下がっています。
これは昔の占い(農作物の出来具合を占った?)らしいのですが、詳しいことは不明だそうです。
江戸時代建造の楼門。
門にはたくさんのしゃもじがありますが、これは絵馬のように願い事を書いて奉納する祈願しゃもじです。
手水舎では亀の口から水が出ています。
これが拝殿。本殿はこの奥にあります。
御祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこと)。

なお、松尾大社は室町時代以降、酒造の神様としても有名になりました。

松尾大社のHP
これは『相生の松』。
根を同じくして途中から雌雄の二本に分かれた松でしたが、樹齢350年の時点で同時に枯れてしまいました。
そしてその松にしめ縄を巻いて現在まで保存し、
もともと雌雄同体だったことから、恋愛成就・夫婦和合の象徴として祀られています。
これは『椋(むく)の霊樹』。
かつては樹齢800年の名木でしたが、平成5年7月に枯れてしまいました。
その後はこのようにして樹霊を祀っています。
松尾大社の次は、渡月橋を経て大悲閣千光寺に向かいます。
大悲閣千光寺を訪れるのは2006年11月以来の約二年ぶり、『お嬢様』は今回が初めてです。
大悲閣千光寺へ向かう途中に撮影した保津川の風景。
風も無く、水面に雲が映って見事です。
大悲閣千光寺への山道を登って疲れた様子の『お嬢様』でしたが、鐘を突けてご満悦。
大悲閣千光寺の客殿(月見台)内部を撮影。
相変わらず、ここからの眺めは絶景。
一度はここから夜の月を見てみたいものです……。
客殿から望遠レンズで京都市内を撮影。
写真中央に見えるのは、おそらく修復工事中の西本願寺。
そしてよく見ると、写真右端にかろうじて京都タワーの先端が写っています。
ラストは保津川をバックに、なぜかピースする『お嬢様』。
大悲閣千光寺まで登って、無事にここまで降りて来た達成感がそうさせたそうです(笑)。




     

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