2009年1月26日 四天王寺

四天王寺は大阪市天王寺区にある、西暦593年に聖徳太子が建立した寺。
大阪市営地下鉄谷町線の『四天王寺前夕陽ヶ丘』が最寄り駅です。




『四天王寺前夕陽ヶ丘』駅から南に歩いて約5分、左手に中之門が見えてくるので、ここから入ります。

四天王寺のHP
中之門の少し先、地蔵堂にある『おもかる地蔵尊』。
伏見稲荷の『おもかる石』と同じ仕組みです。
『六時礼賛堂』の前にある『亀の池』。
寒いせいか亀の姿は見えず、アオサギが一羽いるだけでした。
境内南西の入口にある『石鳥居』。
元々は木製でしたが、1294年から石造りになったそうです。
境内を歩いていると、いつの間にか多数の消防車や救急車の姿が。
何かあったのかと思っていたら……。
何と偶然にもこの日は、年に一度の消防訓練の日でした。
毎年1月26日は『文化財防火デー』なので、それに合わせて行っているのでしょう。
これから行こうと思っていた五重塔などに向かって放水するようなので、しばらくこの場所で足止めを食らうことに……。
とはいえ滅多に見られない場面なので、これはこれで得したと思うことにしましょう。
一斉に放水開始。
当然ながら、その飛距離は相当なもの。
空が青ければ、もっと見栄えが良かったのですが。
はしご車の先端からも放水。
高所恐怖症な私には絶対無理な仕事です(笑)。
せっかくなので、俺は赤の扉を境内に集結している消防車を間近で撮影。
これはよく見るタイプの消防ポンプ車(スモールタンク車)。
これ一台で800〜900リットルの水を搭載可能。
ホースの接続部を撮影。
上の二つが水を出す吐水口、下の一つが水源から水を取り込む吸水口です。
こちらは、はしご車。
はしごの長さは日本では10〜50メートルと様々ですが、大阪市では40メートル級が一般的なようです。

また、大阪市此花消防署にはリモコン操作が可能な『自走放水砲』が配備されています。
消防訓練終了後、凄い勢いで撤収作業に入る隊員達。
十数台もの消防車が撤収完了するまで10分も掛かりませんでした。
消防訓練終了後、五重塔へ。
ここへ入るには拝観料300円が必要。
現在の塔は1959年に建立された八代目です。

余談ですが、この塔の最上階から下に降りようとした時、ちょっとした怪奇現象に遭遇しました。
詳しい事は秘密ですが、怖かったです……。
ラストは、四天王寺とは関係ありませんが、JR天王寺駅前から撮影した、建て替え53日前の近鉄百貨店・旧館。
現在(2012年)は、この場所に高さ300メートルの超高層ビル『あべのハルカス』が建設中です。




     

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