2010年12月25日 万博公園・イルミナイト万博

この年、2010年は今までとは違う演出が成された『イルミナイト万博』。
修復工事が進行中だった夢の池の写真と合わせてご覧下さい。




いつもの場所から撮影した太陽の塔ですが、何か風船のような物体が周囲に浮かんでいます。
近くまで来てみると、やはり風船が空中や地上に多数設置されていました。
これらの風船は太陽の広場全体を使ったアートプロジェクト『GINGA&PLANET』。
風船を銀河系の星々に見立てて、夜になると風船が光るようになっています。
前回来た時から一ヶ月が経過した、修復工事中の夢の池。
写真を見た限りでは結構工事が進んでいるように見えます。
ちなみに水漏れを起こした池の底の改修方法ですが、池の底を徹底的にきれいにしてから新たに開粒度アスファルト混合物なる物を敷き詰め、さらにその上へアスファルトパネルを貼っていくという工法です。
この写真だと右下の黒い部分が開粒度アスファルト混合物で、噴水塔の周囲にあるのがアスファルトパネルのようです。
かつて渦潮発生装置があった場所も装置が撤去されて、その跡も完全に土砂で埋められていました。
この池に水が戻れば、おそらく今の世代が生きている内はもう、誰の目に触れる事も無いかもしれません……。
工事が進行している底面に比べて、斜面部分はまだ以前の石畳を撤去中で、まだまだこれからといった感じ。
当然ながら底だけでなく斜面も改修しないと意味が無いので、工事完了にはまだ数ヶ月掛かります。
ちなみに斜面部分の改修には、アスファルトパネルの下に不織布が使用されています。
これは池のボートへ乗る時に使われていた桟橋。
斜面部分の工事に伴い、ひとまず上の段へと移動しました。
足場の板は取り外されて、今は骨組みだけとなっています。
池の水が抜けてから、すでに一年以上が経過。
その間は夢の池サイクルボートもずっと休業中。
営業再開は、この写真を撮った約半年後の、2011年5月になりました。
工事が進み、池の水が無くなった直後の荒涼とした雰囲気は少しずつ薄れてきました。
後は噴水塔の塗装を万博当時の色に塗り直して、水が入れば新しい夢の池の誕生です。
夕暮れの噴水塔と太陽の塔。
今は水面の代わりにアスファルトパネルが光を反射しています。
作品名『作品』付近の様子。
『作品』自体は動かさずに工事を進めるようです。
夜を迎えた太陽の塔。
暗闇に浮かび上がる塔の「後ろ姿」は、私のお気に入りの一つです。
イルミネーションで出来た迷路『トゥインクルメイズ』と、太陽の塔。
東大路のイルミネーション。
さすがに今(2015年)と比べると、やや地味でしょうか。
夜になって風船が光り始めた太陽の広場。
風に揺れる風船が星のようでもあり、UFOのようにも見えます。
また、風船の中に鈴が入っている物もあるのか、どこからともなく鈴の音も聞こえてきました。

ちなみに今では定番となった太陽の塔へのビームペインティングは、この翌年の2011年からスタートする事になります。
まるで太陽の塔が両手に風船を持っているかのように見えます。
結果的にこの企画はこの年限りでしたが、個人的には今でも忘れられない面白い試みだと思います。
またいつか、こういう感じの企画を実施してほしいものです。
ラストは、いつもの場所から帰り際に撮影した太陽の塔。
一つだけ高い所で光っている風船が、まるで月のように写っています。

というわけで、これで2010年に撮った写真は全て終了です。
次の2011年に撮った写真を全てお送りするのに何年掛かるか分かりませんが(笑)、よろしければ気長に待っていて下さい。

(今回の動画)
イルミナイト万博2010




     

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