2005年5月20日 嵐山(前編)

この日は嵐山へと足を運びました。
特に目的もなく歩き回っただけですが、それはそれで楽しめるものです。




嵐山へは阪急電車の特急に乗って桂駅で降り、そこで嵐山線に乗り換えて終点まで乗っていれば自然と着きます。
他にも京福電鉄の嵐山駅、JR山陰本線の嵯峨嵐山駅でも可。
駅から少し離れた所にある『京都八幡木津自転車道』の起点。
ここから45kmの長さに渡って、自転車道が奈良県付近の木津町、泉大橋まで続いています。

この自転車道には個人的に色々と思い入れがあるのですが、語り始めるとキリがないので以下略です。
駅から川の上流に向かって歩くと、有名な渡月橋があります。
嵐山と言えば、まずはこの橋を渡らないと何も始まりませんよね(笑)。
橋を渡って真っすぐ進むと、『美空ひばり館』(2006年11月30日に閉館・2008年春に再オープンの予定)や『天龍寺』などがあります。
1339年に、あの足利尊氏が創建した天龍寺の入口。
最初は素通りするつもりでしたが、庭園の存在が気になったので入ってみました。
これが曹源池(そうげんち)を中心とした庭園。
鯉が生息していますが、万博公園と比べると少数ですね。
エサをあげることもできませんし(笑)。
天龍寺の建物は明治時代に再建された物ですが、この庭園は創建当時の面影を残しています。
実際に庭園を見てみるとなかなかの美しさで、素通りしなくて良かったですね。
皆様も嵐山に来た時は、一度はここに立ち寄ることをおすすめします。
入るのに500円必要ですが……。
空が晴れていれば、もっと良い写真になっていたことでしょう。
秋には紅葉が見事らしいので、半年後にもう一度ここに来ようと誓う私でした。
庭園を歩いていると、この付近で立て続けに三回も観光客から「代わりにシャッター押してください」と頼まれてしまいました。
カメラを持って各地を歩いていると、結構な頻度で頼まれてしまうのですが、私の風貌がカメラマン風に見えてしまうのでしょうか?
ここから天龍寺の建物の中を拝観できます(100円必要)。
建物の縁側からも庭園を見渡すことが可能。
中に入るとすぐに、ご覧の『達磨図』がお出迎え。
ここから大方丈、書院、そして長い渡り廊下を渡って、多宝殿まで見ることができます。
天龍寺の入口から北へと向かうと、左手に竹林へと続く道があります。
目印としては、京都市バス『野々宮』停留所、あるいは物凄くおいしい湯豆腐や豆腐カレーを売っている『嵯峨豆腐 三忠』の所です。
静かな竹林の中を、ひたすら歩きます。
途中、右への曲がり角に突き当たって、そのまま真っすぐ進むと野宮神社へ。
その手前の道を左へ進むと、天龍寺北門の前を通って大河内山荘へと道が続いています。
今回は大河内山荘の方へと向かいました。
竹林を進むにつれて勾配も急になり、昼なお暗いと言ってもいいほどの雰囲気になってきます。
大河内山荘の前に着くと、道が左右に分かれていて、左に進むと嵐山公園へ着きます。
そして右に進むと『トロッコ列車嵐山駅』と、その先には……。
小倉池という池があって、そのほとりには『御髪神社』という、日本で唯一の髪を祭った神社があります。

ちなみに、この写真の右奥へ伸びる道を行くと、常寂光寺へ行けます。
これが御髪神社のほぼ全景です。
かなり小さい神社と言えるでしょう。
やはり散髪屋や育毛関係の人がお参りに来るのでしょうか?
竹林の中から見下ろした『トロッコ列車嵐山駅』。
ちょうどトロッコ列車が到着したところです。

この後は嵐山公園へと向かいました。

(後編に続く)




              

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