2005年9月18日 生駒山(前編)

生駒山は大阪府と奈良県の境にある、標高642メートルの山です。
山頂へは近鉄奈良線生駒駅からケーブルカーに乗るか、車で登ることも可能。
今回の目的は、宝山寺と生駒山上遊園地(スカイランドいこま)、そして一度近くで見てみたかった山頂の電波塔群です。




近鉄生駒駅から生駒山方面を見た風景です。
山頂には生駒山上遊園地を見ることができ、写真右下の乗り場から『生駒ケーブル』が山頂へと向かっています。

この『生駒ケーブル』に使われている車両は、なかなか個性的なデザインをしているという話を聞いたのですが……。
さあ、これが4種類ある車両の一つ、『ブル』です!

…………………………(;´Д`)

た、確かに、これは個性的なデザインですな……。
山上に遊園地があるということで、子供向けにこういうデザインを取り入れたのでしょう。
そしてこちらが別バージョンの車両『ミケ』です。
まさに大人は置いてけぼりのデザインが炸裂していますね(笑)。
ちなみに、これが『ブル』や『ミケ』が導入される前に使われていた車両。
通常はここに止まったままですが、初詣の時期や他の車両が点検中の時は、この車両が運行されます。
まずは生駒ケーブル宝山寺線に乗って、終点の宝山寺駅へ。
遊園地へ直行したい人は、ここから山上線に乗り換えですが、宝山寺に行きたい人は、ここで下車します。

駅を離れると、ご覧のように石段がひたすら続いていて、なかなか体力を使う道になっています。
疲れた時は休憩を兼ねて、石段の途中で後ろを振り返ってみましょう。
良い眺めが見られるかもしれません。
15分くらいかけて石段を登り切ると、大鳥居が姿を現します。
ここから少し先に進むと水掛地蔵や惣門などがあって、周囲の雰囲気も山中深い感じになってきます。
宝山寺の解説。
主に商売繁盛などの現世利益を祈願する寺です。
この寺が作られる以前から、ここは修行の場になっていて、あの空海(弘法大師)もここで修行したという言い伝えが残っています。
これが本堂。
すぐ脇には水掛不動があります。
他にも洋風建築の迎賓館『獅子閣』など、見どころは多数です。
ちなみに獅子閣は、この写真で言うなら右奥の方向にあります。
事前に情報を仕入れておかないと、その存在に気付かない人がいるかもしれません。
私もその一人でした(涙)。
本堂の向こうには、この寺最大の見どころと言っていい『般若窟』(はんにゃくつ)という岩壁がそびえ立っています。
大昔の火山活動の跡だそうで、初めて見た時の迫力とインパクトは抜群です。
ぜひとも般若窟を間近で見てみたいと思ったのですが、残念ながら通行禁止になっていました……。
仕方がないので、望遠レンズを使って撮影。
この縮小した写真では分かりづらいですが、どうやら弁財天を祭っているようです。
これは奥の院へと通じる道。
道の両脇には、お地蔵さんがズラリと並んでいて、その一つ一つに賽銭箱が設けられています。
ちなみに、お賽銭は一円玉でいいとのこと。
宝山寺からの帰り道に遭遇した猫。
他にも何匹もいました。
宝山寺の次は、いよいよ生駒山頂へと向かいます。
宝山寺駅から山上線に乗って向かうのですが、そこで待っていた車両はケーキを模した『スイート』!

……男一人でこの車両に乗るのは少し恥ずかしい気がしました(笑)。

(後編に続く)




          

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