2006年5月3日 比叡山(前編)

今日は京都府を突き抜けて、滋賀県の比叡山まで行ってきました。
比叡山は標高848メートルの山で、比叡山延暦寺などが有名です。
新しいデジカメを買ってからというもの、次第に行動範囲が遠くへと拡大しているような気が……。
とにかく、日帰りで行ける限界が来るまで頑張ってみます(笑)。




比叡山へ行くには、鞍馬山へ行く時と同様に叡山電車の出町柳駅から八瀬比叡山口行きの電車に乗ります。
約15分ほどで八瀬比叡山口駅に到着。
ここから川を渡って2〜3分ほど歩くと、叡山ケーブルのケーブル八瀬駅に着きます。
叡山ケーブルの車両。
乗車時間は約10分で、その高低差は約560メートルと日本一です。
叡山ケーブルを降りたら、次は叡山ロープウェーで山頂まで登ります。
写真はロープウェーの駅の近くに咲いていた桜。
ここは鞍馬山よりも標高が高いので、まだまだ桜の季節が続いています。
これが叡山ロープウェー。
乗ろうと思ったら私の直前で満員になって、私だけ積み残されてしまいました……。
叡山ロープウェーからの眺め。
京都市北部や鞍馬方面の山々が一望できます。
ロープウェーに乗って約3分で山頂駅に到着。
ここでも桜が咲いていました。
山頂駅から歩いて1分もしない所に『ガーデンミュージアム比叡』があります。
かつて『比叡山頂遊園地』だった所に建てられた庭園美術館で、陶版画で再現された世界の名画を展示してあります。
写真は二つある入口の一つ『ローズゲート』。

ここを飛ばしてすぐに延暦寺へ行きたい人は、反対側の入口である『プロヴァンスゲート』の近くから延暦寺行きのバスが出ているので、ガーデンミュージアムの左脇を抜けて行くことが可能です。
園内に展示されている陶版画の一つ。
陶版画とは、原画を撮影したフィルムを陶版に転写して焼いたもので、半永久的に変色も劣化もしないのが大きな特徴です。
また、手間さえ掛ければ元の絵から拡大して再現することも可能。
そのため、歴史的名画を複製して保存するのに陶版画がよく使われています。

この『ガーデンミュージアム比叡』には、40点以上の世界の名画が陶版画で展示されています。
かつての遊園地時代に建てられ、今も残る展望塔。
ここからの琵琶湖や京都方面の眺めは抜群で、運が良ければ大阪湾まで見渡せるとか。
展望塔の隣にある『花の庭』では、ちょうどチューリップなどが見頃を迎えていました。
ここに展示されている陶版画も、花を描いた作品で統一されています。
ガーデンミュージアム比叡は、庭を楽しみながら名画も鑑賞できるという贅沢な場所です。
ガーデンミュージアム比叡の中でも桜が咲いていました。
たぶんヤマザクラでしょう。
ヤマザクラはソメイヨシノより長く花が咲いているのが特徴。
平地より一ヶ月遅れで満開を迎えた比叡山山頂の桜です。

(後編に続く)



          

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