2007年4月6日 京都・桜の季節(その3)
夜の平安神宮


日が暮れた後は平安神宮へ向かいました。
本日のメインイベント、夜の神苑で開催される『紅しだれコンサート』が目当てです。




夜の応天門。
『紅しだれコンサート』の開催時は社殿や神苑の桜がライトアップされます。
入場料は小学生以上・一人2000円。
少々値は張りますが、夜の神苑が見られる機会はそんなにないと思いますので、ぜひ一度は見ておくことをおすすめします。
神苑入口・白虎楼を撮影。
すでにライトアップされた桜が見えていて、独特の雰囲気を醸し出しています。
神苑に入ると、しだれ桜は三分咲き、それ以外の桜は七〜八分咲きといったところ。
夜の闇に鮮やかな姿を浮かび上がらせています。
ちなみに写真の桜の品種は……私には分かりませんでした。
見たところ二種類の桜が混在して写っているようです。
神苑に保存されている昔の路面電車も、夜はご覧の通り。
今日も窓には桜が映っていました。
夜桜が池に映って、通常の二倍楽しめます。
見事な夜桜をもっと見ていたいところですが、肝心の『紅しだれコンサート』に遅れては元も子もありません。
南神苑を出てコンサート開催場所の東神苑に向かいます。
『紅しだれコンサート』開催時は白虎池や蒼龍池への道は封鎖されているので、普段は使われていない通路を開放して太極殿の前を通り、いつもとは逆に神苑の出口から東神苑に入ることとなります。
東神苑に向かう途中、せっかく目の前を通るので、夜の右近の橘を撮影。
左近の桜と太極殿。
左近の桜をアップでも撮ったのですが、残念ながら全てピンボケor手ブレを起こして失敗でした……。
東神苑のしだれ桜。
こちらの方が少し開花が進んでいるように見えました。
『紅しだれコンサート』が開催される栖鳳池に到着。
写真左の尚美館(貴賓館)で演奏が行われます。
演奏者は日替わりで、本日はノルウェーの民族楽器・ハルダンゲルバイオリンを使う山瀬理桜(やませりお)さんです。
幻想的な雰囲気の中、いよいよ演奏開始。
様々な曲調の演奏を披露してくれます。
まだ寒い時期の夜ですが、そんな寒さも忘れさせてくれるほど熱い演奏でした。
まるで鏡のような水面に映った夜桜の上に響き渡るハルダンゲルバイオリンの音色……。
実に良いものを見、そして聴かせてくれました。
ラストは円山公園のライトアップされたしだれ桜。
この向きから見るのが一番美しく見えますね。

そんな訳で、2007年・桜の季節の京都行脚もこれにて終了。
ひたすら歩き回ったので死ぬほど足が疲れましたが、その分見る物や得る物は大きかったと言えるでしょう。
さて、来年は京都のどこへ桜を見に行こうか……?




     

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