2007年10月22日 保津川下り(前編)

今回は嵐山観光においてトロッコ列車と共に有名な保津川下りに挑みました。
最初は優雅な船旅ですが、途中から激流に突入します。




保津川下りの乗船場へは、JR嵯峨嵐山駅(トロッコ嵯峨駅のすぐ隣にあります)から快速に乗ってJR亀岡駅まで行き、北口から出て徒歩8分です。
ここだけの話、トロッコ列車を使うよりもJRを使った方が、遙かに安くて早く着きます。

写真はJR亀岡駅から乗船場へ向かう途中に遭遇した風景。
なぜか畑の中に保津川下りの船が置いてありました……。
ここが保津川下りの乗船場です。
ここで乗船手続きを行います。
GWや紅葉の季節などは乗客が多いので、朝一番にここへ着かないと、その日の最終便にすら乗れないという事態もあり得るそうです。
電話での予約も10名以上からとなっているので、今回のように個人で乗る場合はそういう時季を外した上で平日に乗るのが望ましいでしょう。

保津川下りについての詳しい情報は→こちら
船に乗り込む時がやってきました。
こういう船に乗るのは今回が初めてなので、ちょっと緊張……。
いよいよ出発。
まずは静かな滑り出しです。
オールが水面を捉えた瞬間。
文字通り水を切る感覚です。
上手な人が漕いだ場合、その後にきれいな渦巻きが発生することも……。
ゆっくり進んでいるように見えても、あっという間に出発点が見えなくなってしまいました。
今回は二隻での運行。
乗客が多い時などは、さらに連なって運行することもあるそうです。
欄干の無い橋の下を通過。
夜間などにこの橋を渡るのは怖そうです……。
しばらくはのどかな風景が続いていましたが、次第に両側から山が迫ってきて、そろそろ激流の予感……。
いよいよ激流に突入。
当然ながら揺れまくります。
それに加えて水しぶきで度々カメラが濡れそうになるので、様々な意味で緊張します。
激流の最中、亀岡へ向かうトロッコ列車が脇を通過。
安全な所から文字通り高みの見物です(笑)。
トロッコ列車の乗客の皆さんは、盛んにこちらへ向かって手を振ったり写真を撮ったりしていました。
5月の時とは立場が逆転です。
オールの上に見えている竿は、岩を突いて船の進行方向を調整するためのもの。
これによって激流の中でも船が岩にぶつからないようにしています。
最初の激流を突破して、しばし穏やかな流れが続きます。
近くの岩場にカルガモの群れもいました。
再び激流に突入。
すぐ目の前を岩が通過したりして、スリル満点です。
今度は嵐山方面へと向かうトロッコ列車が通過。
やっぱり乗客の皆さんは総出で手を振ってくれました。
それにしても、保津川下りの船とは圧倒的な速度差ですね(当たり前)。
その後も何度となく激流に突入したのですが、何とか水しぶきの直撃は避けられていました。
しかし、ついに大きな水しぶきが飛んで来てしまい……。
何とかカメラは無事でしたが、ご覧のように右足がほぼ全滅状態に……。

(´・ω・`) にょろーん

最前列に座っている人は水しぶきを防御するビニールシートを装備できますが、それ以外の人は常に濡れてしまう危険があることを覚悟しておかなければいけません。
今日は川の水量が少ない方でしたが、この程度濡れることは当たり前らしいです。
もし水量の多い日だったら、どうなっていたことか……。

波瀾万丈の保津川下りは、まだまだ続きます。

(後編へ続く)




          

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