2007年11月23日 紅葉の京都(その1)

2007年も、本格的な紅葉の季節がやってきました。
今回も京都に足しげく通い、紅葉を求めて各所を回りました。
もちろん、紅葉以外の見所も盛りだくさんです。




まずは豊臣秀吉の墓所である豊国廟へ行きます。
三十三間堂の近く、妙法院と智積院の間にある、この写真の坂道が豊国廟の参道になっています。
坂道をほぼ登り切った所。
右手に見える建物は、京都女子大の校舎。
他にもこの坂道の両側には、京都幼稚園・京都女子大附属小学校・京都女子中学校・京都女子高等学校が一通り揃っており、まさに『お嬢様の園』となっています。
下校時刻ともなると、この坂道は一気に女生徒達で埋まるので、できるだけその時間帯は避けた方が良いでしょう。
もしそんな状況の中、私のような首からカメラを下げた三十過ぎの男が一人で歩いていたら……。
お嬢様達から不審人物として見られないか非常に心配です(笑)。
坂道を最後まで登ると鳥居が見えてきます。
写真はその付近の紅葉。
この鳥居の奥に長い石段があります。
石段を登るための登拝料は50円。
社務所に誰もいない時は石段の手前にある料金箱にお金を入れます。

登拝券によると石段の長さは489段。
そんなに長い石段、登り切れるだろうか……?
鳥居をくぐると敷地のすぐ隣には、ご覧のように赤いバスが多数停まっている駐車場(車庫)があります。
その名も『プリンセスラインバス』。
京都女子大前〜JR京都駅・四条河原町を結ぶ路線バスです。
詳しくは、こちらのページへ。

正直に言うと、最近までこのバスは京都女子大の生徒専用かと思っていました。
路線図を見た限りではかなり便利そうです。
しかし、この名前といい、この車体の色といい、男にとっては乗りづらいかもしれません……。
いざ石段に挑もうと思ったら、石段の前に何やら人だかりが……。
それは、とある高校の野球部(たぶん)が、この長い石段を一気に駆け登るというトレーニングをしているところでした。
数人で一斉に走り出し、一気に上を目指します。
自分はと言うと、途中で何度も休みながらゆっくりと登るのが精一杯です……。
ああ、若さって素晴らしい(笑)。
この長い石段で練習すれば相当な効果があるでしょう。
ちなみに、この写真の石段を上まで登ってもまだ全体の3分の2程度。
その奥にもう一つ石段があります……。
二部構成の石段を全て登り切ると、ついに豊国廟に到着。
高さ約10メートルの五輪塔が建っています。
ちなみに今の豊国廟は1897年に再建された物です。
豊国廟の周囲には特に何も無く、紅葉もほどほどでしたが、周りを回ってみると柵の一角に通れる所を発見。
せっかくなので、中に入って間近から撮影。
豊国廟の次は、もみじで有名な永観堂へと向かいます。
その途中で南禅寺の前を通ったので、その紅葉を撮影。
相変わらずここの紅葉は見事です。
永観堂に着くと見頃で祝日とあってか、凄い人出。
この写真の場所は無料ですが、もう少し奥へ行くと有料になります(大人600円)。
境内の紅葉越しに見た放生池。
すでに夕暮れが近付く遅い時間に来たので、見栄えの良い紅葉の写真はこれ一枚しか撮れませんでした……。
永観堂には『みかえり阿弥陀』などの文化財が多数ありますが、それら堂内の文化財の撮影は禁止です。
また、遅い時間に来たため、京都の街並みが見渡せる多宝塔への道もすでに閉鎖されていたので、あまり多くの写真は撮れませんでした……。

これは日を改めてもう一回行かねば!
日が暮れた後は知恩院へ。
ライトアップされた三門が美しいです。
知恩院には『方丈庭園』と『友禅苑』という二つの庭園があります。
その内の一つである友禅苑には華麓庵と白寿庵という二つの茶室があり、池の中央には観音像が建っています。
その観音像の背景に紅葉と月を加えて写してみました。
うまい具合にライトが当たって、まるで暗闇に浮かんでいるかのように見える紅葉。
知恩院の本堂、御影堂(みえどう)。
1639年に建てられ、中は4000人も入れるほどの広さだそうです。
別の角度から撮影した御影堂。
この御影堂は2011年の法然上人800年大遠忌を迎えた後、解体修理に入る予定です。
知恩院の次は、もはや定番となった夜の清水寺へ。
相変わらずサーチライトが良い味出してます。
西門と三重塔。
二年前の時のように月とサーチライトが重なるアングルを狙おうと思いましたが、どうしても無理でした。
もしかしたら、あの時の写真は意外と貴重なショットだったのかも……。
多数の人でごった返す清水の舞台。
紅葉はもとより、ここから見える京都市内の夜景もおすすめです。

そんな訳で、本日の紅葉探訪はここまで。
次は四日後に京都を訪れることとなります。

(その2に続く)




          

inserted by FC2 system