2008年2月18日 雪の鞍馬山(前編)

鞍馬山へは2006年4月以来、約2年ぶりの訪問となります。
前回と違って、今回の鞍馬山は雪の中。
あの時とは全く違う風景をお楽しみください。




叡山電鉄鞍馬駅に降りると、そこは……雪国でした。
出町柳から鞍馬に近付くにつれ、段々と車窓から見える積雪が増えていく様子には心躍るものがありました。
巨大な天狗のオブジェにも積雪していました。
少々無理はありますが、紅白バージョンと呼称することにします(笑)。
雪景色の鞍馬寺。
前回は新緑の風景でしたが、今回は白銀に包まれています。
由岐神社へと続く急な坂道で撮影。
ご覧のように多い所では10cm以上の積雪があり、滑らない靴でないと歩きづらいです。
坂道の途中にある『鬼一法眼社』。
牛若丸に兵法を授けた武芸の達人、鬼一法眼(きいちほうげん)を祀ってあります。
その鬼一法眼社のすぐ隣にある『魔王の滝』。
滝の上にある社には魔王尊石像が祀られています。
少し見辛いですが、この時期でもちゃんと水が流れ落ちています。
ちなみに落石の危険があるので、ここでの滝行は禁止とのこと。
さらにもう一つ、これは『吉鞍稲荷社』。
五穀豊穣・各種産業の守護神として稲荷権現が祀られています。
それにしても、屋根に氷柱があると余計に寒く感じてきますね……。
坂道を登り切って、由岐神社に到着。
前回の時と見比べてみましょう。
由岐神社名物、大杉社(願掛け杉)。
800年もの間、どれだけの風雪に耐えてきたのでしょうか……。
前回来た時は見逃していた、源義経公供養塔。
かつて牛若丸が鞍馬山で10年間過ごした時に住んでいた住居(東光坊)の跡地に建てられています。
由岐神社から鞍馬寺の本殿へと通じる九十九折りの道も、積雪と凍結で登るのが大変です。
周囲の木にも雪が積もっているので、何かの拍子でそれが一斉に落ちてきたりすることが多々あります。
なので、たとえ雪が降っていなくても常に傘を差しておき、防御態勢を整えておくことが必須です。
ついには激しい雪が降り出す中、ようやく本殿に到着。
前回の時と見比べてみましょう。
ここまで登ってくると積雪も一気に倍増した感があります。
本殿の中から外を撮影。
ロウソク越しに見る雪景色……。
ここから奥の院へと行くことができます。
しかし、よく見ると何か書いてありました。
ご覧のように、ここから先は更なる積雪で危険のようです。
正直言って悩みましたが、とりあえず雪の上でも歩ける靴を履いていましたし、何よりこれだけ雪が積もった鞍馬山に来られるチャンスは滅多にないと思ったので、意を決して奥の院への突撃を強行。

果たして、快傑まふっとの運命やいかに!?(笑)

(後編に続く)




          

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