2008年11月26日 東福寺・夜の清水寺など

今回初めて訪れる東福寺は1236年の創建で、紅葉の名所。
JR・もしくは京阪の『東福寺駅』で降りて徒歩10分です。




紅葉の名所だけあって人出は多く、東福寺の入口とも言える『臥雲橋』の時点で、この混雑です。

ちなみに東福寺の名前は、奈良の東大寺と興福寺から一文字ずつ取って名付けられました。

東福寺のHP
臥雲橋からの眺め。
すでに午後3時半を過ぎていたので、手前の紅葉は日陰になっていました……。
臥雲橋から見た通天橋。
ここも凄い人の数です。
1934年再建の本堂。
通天橋方面へ行くには有料(大人400円)なので、本堂前の販売所で拝観券を買います。
通天橋へ向かう途中の写真。
この付近に植えられているカエデの数は約2000本。
通天橋からの眺め。
残念ながら、下の方はもう日陰に入ってしまっています……。
紅葉自体は見事なのですが。
ギリギリ陽の光が当たっている所を狙って撮影。
やはり紅葉には太陽の光が重要だと、改めて確認。
次にここへ来る時には、もっと早い時間に来ようと誓った私でした。
通天橋を渡った先には、この開山堂があります。
中には初代住職の開山国師像を安置しており、
別名は常楽庵。
開山堂の前には、約100坪の面積を持つ開山堂庭園が広がっています。
写真は砂に描かれた市松模様。
これだけの広さがあると、全部描き終えるのに相当な時間が掛かりそうです……。
1425年再建、国宝の三門。
禅寺の三門としては日本最古の物です。
東福寺の次は、夜の清水寺へ。
京阪電車の祇園四条駅で降りると、すぐ目の前には有名な京都南座があります。
南座の劇場正面には、12月の『顔見世興行』に出演する歌舞伎俳優の名前を書いた『まねき看板』が、すでに設置完了。
この『まねき上げ』が行われると、京都にも冬の訪れを感じさせます。
四条大橋の近くに建っている歌舞伎の創始者、『出雲の阿国』の像もライトアップ中。
日が暮れゆく四条大橋の風景。
肉眼ではほとんど真っ暗な状態でも、写真ではかすかな光を捕らえて蓄積することが可能。
夜明け前ではありませんが、瑠璃色な空を写せました(笑)。
八坂神社・夜の西楼門。
2007年の春に修理したばかりなので、まだ真新しい感じがします。
こちらが本殿。
拝殿と一体化して建てられているという、珍しい建築様式となっています。
八坂神社名物、舞殿の提灯。
その数は約300灯もあるそうです。
二年坂、産寧坂を経て清水寺に到着。
夜の清水寺に来るのは二年ぶりです。
西門と三重塔。
残念ながら今回は、2005年の時みたいな月は出てませんでした……。
西方の極楽浄土がある方角を照らすサーチライト。
何度見ても彗星のように見えますが、一度はこれぐらい大きな、本物の彗星を見てみたいものです。
タイミングの良いことに、普段は非公開な清水寺の本尊(千手観音立像)が公開中でした。
以前にこれを見たのは八年前、2000年の時。
基本的に33年に一度の開帳なため(今回は花山法皇一千年遠忌で特別)、これを逃すと次はかなり先のことになったかもしれません。
紅葉の向こうに光る京都タワー。
多分、奥の院付近から撮影。
清水の舞台とサーチライト。
もはや夜の清水寺では定番と言っていい組み合わせですね。
清水寺の名前の由来となった音羽の滝。
夜でも名水を飲もうと、行列が出来ています。
帰り際に撮った、池に映る紅葉。
よく見ると、サーチライトの光もかすかに映っています。
続いて、三重塔を入れて撮影。
風も無く、鏡のような映り具合です。
ラストは、反対側から撮影した八坂神社の西楼門。
門の向こうには四条通りが見えます。

何だか西楼門が、過去と現在を繋ぐ門のように見える風景でした。




     

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