2009年11月26日 京都・紅葉巡り(その3)

いよいよ京都の紅葉も真っ盛りなので、26・27日と二日連続で京都に突撃。
今回は、その初日の模様をお送りします。




本日のスタート地点は、京都市営地下鉄・蹴上駅。
まずはここから歩いて南禅寺へと向かいます。
インクラインの下を通る、レンガ造りのトンネルと紅葉。
蹴上駅から来た場合、このトンネルを通った方が南禅寺への近道となります。
南禅寺に到着。
いつもは大変混雑するこの場所ですが、珍しいことに今回は人出が少なく、余裕を持って門の撮影ができました。
三門と真っ赤な紅葉。
この日は天気にも恵まれて、絶好の撮影日和となりました。
そして水路閣の紅葉。
久しぶりに三門の上へ登ってみようかと思いましたが、ご覧のように行列ができていたので、今回は断念……。
続いては永観堂へ。
いままで何回か行ったことはありますが、今日のように天気の良い日に行けたのは初めてです。

永観堂のHP
多分、釈迦堂付近の紅葉。
もみじの永観堂と言われるだけあって、どこを見ても見事な紅葉です。
多宝塔への道を登っている途中の紅葉を、下から見上げて撮影。
多宝塔の前から見渡せる、境内の紅葉と京都の街並み。
二年前に来た時は天気が悪くて眺めが今一つでしたが、今回は良い眺めが見られました。
柵のすぐ手前、ギリギリまで引いて撮った多宝塔。
1928年に建立されました。
さっき下から見上げて撮った紅葉を、今度は横から撮影。
多宝塔から下に降りて放生池の紅葉を撮影。
境内はどこを見ても紅葉で一杯です。
紅葉の下で羽ばたく鴨。
鳥ならではの特等席で紅葉が見られるとはうらやましい。
地上から撮影した多宝塔。
永観堂の建築物としては新しい方ですが、まるで遥か昔から存在していたかのように、周囲の風景に溶け込んでいます。
前回来た時も撮影した、智恵と慈悲のお地蔵さん。
前回は曇り空&日暮れ間近だったので、あまり見栄えの良い写真が撮れませんでしたが、今回はバッチリです。
地面に落ちた黄色いイチョウの葉と紅葉。
見事すぎる組み合わせです。
まさに黄色い絨毯と言ってもいいほどに敷き詰められたイチョウの葉。
上を見るとまだ葉の残っているイチョウの木があったので、しばらくの間はこの光景が見られたことでしょう。
見事な紅葉をもっと見ていたい気分でしたが、この後にも行きたい場所があったので、この辺で永観堂を後にします。
永観堂の次は知恩院へ。
その途中で平安神宮の大鳥居前を通ったので、例によって例のごとく撮影。
今回はほぼ真正面から撮ってみました。
知恩院の三門。
三門とは、悟りに通じる三つの解脱の境地を表す門、という意味だそうです。

知恩院のHP
知恩院の本堂・御影堂(みえいどう)。
1639年の再建で、2012年からは8年間、建物の解体を伴う大修理が行われています。
この時すでに、御影堂の裏にある集会堂は工事に入っていました。
写真は御影堂から集会堂へと続く渡り廊下。
ちなみに、この付近の廊下は全て鶯張りの廊下になっています。
渡り廊下付近から、何となく撮った一枚。
今(2013年)は修理中なので、決して見られない風景です。
御影堂の軒裏にある『忘れ傘』。
これも修理中は、どこか別の場所に保管されるのでしょうか……?
知恩院の次は、高台寺の隣にある霊山観音(りょうぜんかんのん)へ。
ここへは今回初めて訪れます。
霊山観音の参拝料金は大人200円。
大人の参拝者には、もれなく線香が一本もらえるので、それを観音像前にある大きな線香立てに立ててお参りしましょう。

霊山観音のHP
観音像の高さは24メートル、重さは約500トン。
1955年に第二次世界大戦での犠牲者達の冥福を祈念するために建立されました。
夕暮れの光に染まる観音像。
『白衣観音』をイメージして作られているので、普段の色はもっと白いです。
これは『願いの玉』。
如意宝珠を模した玉で、この玉に手を当てて願い事を念じながら周囲を回ると、願い事が叶うと言われています。
夕日をバックにしてシルエットになった八坂の塔。
その向こうには京都タワーも見えます。
ちなみに八坂の塔とは、法観寺の境内に建つ高さ40メートルの五重塔です。
暮れゆく京都の風景……。
この日の夕焼け空は、紅葉にも負けないほどの鮮やかさでした。
帰り際に撮った円山公園の『祇園枝垂桜』。
桜の季節でなくても、こうして撮るとその存在感は抜群です。
ラストは、まねき上げが行われて年末モードに突入した南座。
この年のまねき上げは11月25日に行われたので、これはその翌日の写真ということになります。

というわけで、本日の写真はここまで。
次回は翌27日に行った東福寺や三十三間堂などの写真をご紹介します。

(その4につづく)




          

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