2011年2月15日 雪の鞍馬山(後編)
鞍馬寺を過ぎて奥の院へ。
一度経験しているためか、あるいは天気が良かったせいか、前回よりは楽に歩けました。
霊宝殿(鞍馬山博物館)前の、雪に埋まったベンチ。 三年前の写真と比べてみると、明らかにこの場所の積雪が増えていました。 |
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革堂の地蔵尊付近では風雪が原因なのか、大きな木が倒れて道を塞いでいました。 これでは木の下の隙間をくぐって進むしかありません……。 |
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倒木をくぐり抜けてから振り返って撮影した革堂(屏風坂の地蔵堂)。 当然ながら、今(2016年)の時点では、この倒木は撤去されて存在しません。 |
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さらに上へと登って行く最中に撮影した一枚。 今回は太陽が顔を出す時間帯もありました。 |
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三年前の時にも寄り道した大杉権現社。 その時は積雪がかなり深くて苦労しましたが、今回はこの近辺の積雪が比較的少なかったので、まだ何とかなりました。 |
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大杉権現社の中から外を撮影。 その名の通り、周囲を杉の木に囲まれています。 |
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大杉権現社の手水舎。 柄杓の上へ、まるでかき氷のように雪が積もっていました。 |
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水が出ている所を見ると、つららが出来ていました。 おそらく、水面から跳ね返った水滴によって形成されたのでしょう。 |
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正確な場所は不明(不動堂付近?)ですが、水面が凍った池の中を、ゆっくりと金魚が泳いでいました。 | |
不動堂の近くにある義経堂。 奥州で命を落とした源義経の魂が遮那王尊として鞍馬山に戻って来ていると考えられており、ここではその遮那王尊を祀っています。 |
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雪中の木の根道。 やはり雪に埋まって見え辛い場所もあるので、ここを歩く時は気を付けましょう。 |
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今回は一度も転ぶことなく(笑)、雪の山道を踏破して西門に到着。 その向こうに見えるのが貴船川に架かる奥の院橋です。 |
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続いて貴船神社に到着。 三年前の時よりは明るい内に着きました。 |
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相変わらず拝殿も真新しさを保っています。 ちなみに、この時の気温は、神社内の温度計で+1度でした。 |
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有名な『水占みくじ』を浮かべる場所、『水占齋庭』(みずうらゆにわ)。 すでに午後5時を過ぎていたので、『水占みくじ』は置いていませんでしたが……。 余談ですが、おみくじで「凶」や「大凶」が出たとしても、それは「悪いおみくじ」ではありません。 宇治の宇治上神社によれば、「凶」というのは神様からの「注意」であって、「今のままではダメなので、〜のように改めましょう」という意味です。 なので、おみくじに書いてあることを読んで、そのように生活を改めれば、決して悪い方向に向かうものではない……とのこと。 あと、友達や家族などと結果を比較するというのも、意味の無い行為だそうです。 |
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本宮と奥宮の間にある結社(ゆいのやしろ)。 またの名を中宮(なかみや)とも呼び、縁結びの神である磐長姫命(いわながひめのみこと)を祀っています。 |
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さらに雪道を歩いて、奥宮に到着。 写真は杉と楓の木が合体して一つになった『連理の杉』。 奥宮の御神木となっています。 |
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雪が積もった『船形石』。 一瞬何かの食べ物に見えてしまったのは、きっと疲れて腹が減ったせいです(笑)。 ちなみに、雪が無い時の姿はこんな感じ。 |
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午後6時近くになると、さすがに暗くなってきたので、この辺で撤収。 バスは昼間のみの運行なので、貴船口駅まで歩くしかありません。 |
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後はひたすら雪道&夜道を歩いて貴船口駅に到着。 今回も奥の院に入ってからここまで、誰ともすれ違いませんでした(車は除く)。 というわけで、二度目となる雪の鞍馬山もこれにて終了。 またのお越しは、四年半後の2015年9月のことになるのでした……。 |