2011年4月7日 八幡の桜・石清水八幡宮

今回は毎年恒例の、八幡の桜(背割堤)と石清水八幡宮。
……なのですが、この当時解体中だった二代目御幸橋の写真が一番多いかも。




2011年3月にリニューアル工事が完了したばかりの京阪八幡市駅。
以前の駅舎と比べると、見違えるように新しくなりました。
八幡市駅に停車中の京阪2200系と、発車して行く2600系。
去年(2010年)までは歩いて渡っていた二代目の御幸橋も、すでに解体工事が始まっていました。
こちらは2010年6月19日に開通した三代目の御幸橋。
親柱は引き続き二代目の物が使われています。

御幸橋(Wikipedia)
三代目の御幸橋は歩道の幅も広くなって歩きやすくなりました。
こうして新旧二つの御幸橋が見られるのも、この年が最後です。
橋の上から解体現場を撮影。
普通の建物と違って、解体するのにも結構な手間が掛かりそうです。
橋桁が撤去されて、橋脚だけが川の中に残っています。
この橋脚も後日に全て解体され、今はもう跡形もありません。
二代目の橋脚と比べると、三代目の橋は数十メートルほど上流側に架けられています。
その分、橋の上から見ると、桜までの距離が少し遠くなってしまいました(笑)。
橋を渡り切る直前、いつものアングルから撮影した背割堤の桜。
この時は満開一歩手前といった感じでした。
『八幡桜まつり』の会場入口ですが、おなじみの看板がこの年は建てられていませんでした。
3月に東日本大震災が起きたことを考慮して、装飾的な要素を自粛したのでしょう。
背割堤の桜は桂川・宇治川・木津川の三川が合流する堤防の上に咲いています。
これは堤防南側の、木津川方面から撮った写真。
こっちの方が河川敷も広く、歩道も整備されていて歩きやすかったのですが……。
反対側の河川敷(宇治川方面)にも、いつの間にか舗装された歩道が完成していました。
前年の写真を見た限り、ここには狭い未舗装の道しかなかったので、これで一気にこちら側も歩きやすくなりました。
桜を通して見た、消え行く二代目御幸橋。
帰り際、なんか格好良さそうな感じがしたので、巨大なクレーンを逆光で撮影。
この日、一番綺麗に咲いていたかもしれない、男山ケーブル前の桜。
八幡市駅に入ってくる男山ケーブル。
一度は歩いて男山に登ってみたい気もしますが、ついつい便利な方を選んでしまいます。
石清水八幡宮境内の桜。
背割堤とほぼ同程度に開花が進んでいました。
桜が映り込んだエジソン記念碑。
電気関係の記念碑だからか、すぐ近くに電気自動車用の充電スタンドが設置されていました。
樹木が生長して2007年から見晴らしが悪くなっていた展望台でしたが、一部の木が伐採されたため、久し振りに展望台から御幸橋や背割堤の桜が見られるようになっていました。
2008年当時の写真と比較して見れば、違いが分かります。
この当時は第二期修復工事中だった本殿。
去年来た時は向かって右側の回廊が工事中でしたが、それも終わって今年は左側の回廊が工事中です。
回廊の屋根を歩く作業員。
後に国宝へと指定される本殿の上を歩いても怒られないのは、世間広しと言えども彼らぐらいでしょう(笑)。
これも毎年恒例の、石清水八幡宮の『鳩みくじ』。
この年の結果は小吉。
これで四回引きましたが、まだ大吉が出ないので、翌年以降も買い続けることに決定です。
今回の、供御所に掲げられている今月の言葉は、戦国時代の武将だった藤堂高虎の言葉です。
その意味は「大事が起こった時は皆が大変だと思い、集まって議論する。なので、更なる大事には発展せずに解決できる。しかし、小事となると皆が「大した事ではない」と軽視して知恵を出し合わないため、小事が思わぬ大事を引き起こしてしまう。小事が大事に至らないためには、決して油断せずに大事の時と同じような議論と慎重な決断を下すべきだ」というもの。

事の大小を問わず、油断は禁物ですね。

(今回の動画)
新・御幸橋を渡る   背割堤の桜・石清水八幡宮




     

inserted by FC2 system